綾子踊

綾子踊

振袖姿の男子女装が特徴の雨乞い踊り

『綾子踊の起こり(伝承)』
昔、佐文七名といって七軒の豪族があったころ、綾という女がいた。ある干天の年に草木も枯死寸前となり、村人は非常に苦しんでいた。ある日、諸国遍歴の僧に綾が住民の苦しみを話したところ、僧は住民をあわれみ、龍王に願いを込めて雨乞いをすれば降雨疑いなしと教えた。そこで村人を集め旅僧自ら芸司となり、綾夫婦の鉦・太鼓に合わせて踊ったところ、俄かに一天かき曇り滝の如く雨が降った。それより干天の年には毎年この踊りを行うことを例としてきた。以来こうして綾が踊ってみると恵みの雨があったので、この踊りが雨乞い踊りとなり、だれ言うとなく綾子の踊りとして現在に伝わっている。なお、この時の僧は弘法大師だと伝えられている。
『公開のあらまし』
いま県下に伝わる雨乞踊りは佐文の綾子踊と滝宮の念仏踊の類型に分かれるようである。滝宮系の編成は全員が男子であり男装で踊るのに対して、佐文系は小踊六人・大踊六人ともみな振袖姿の男子女装で艶やかである。これは踊りの縁起主である綾子(巫女)を美しく象徴したものと考えられる。薙刀持ちと棒持ちが中央に進み出て口上を述べて薙刀と棒を使い、次いで地唄が座につき芸司が口上の後歌い出し踊りが始まる。日月を書いた大団扇をひらかして踊り、芸司を先頭に小踊・大踊・側踊の踊り子が並んで踊る。踊り場の周囲に棒で垣を作り、四方には佐文村雨乞踊と昇流と降龍の幟の旗をおし立てた中で「水の踊」「四国船」「綾子踊」「小津々み」「花龍」「鳥龍」「たま坂」「六調子」「京絹」「塩飽船」「忍びの踊」「かえり踊り」の十二段からなり、囃子は、太鼓・笛・鉦・鼓・法螺貝であって、古式豊かで煌びやかさ・優雅さを備えた踊りの中の節々に、村人の雨乞いの悲願がこもり、天地の神々にひと露の雨を降らせ給えと祈る心がにじみ出て、踊りは最高潮に達し胸が打たれるのである。
(以上まんのう町HPより引用)
昭和51年に国の重要無形民俗文化財に指定。近年は2年に一度、西暦偶数年に綾子踊保存会主催のもと、加茂神社にて奉納・公開されている。
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店舗情報

綾子踊

  • 〒769-0301
  • まんのう町佐文737-4
  • 電話:0877-85-2221
■場所:加茂神社
■時間:午前9:30~正午頃
■問い合わせ:まんのう町教育委員会
※駐車場なしの為、公共交通機関やタクシーをご利用下さい。
※JR琴平駅より車で10分
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