インターネット検索で 「まんのう 岩倉節夫」 と入力し Enterボタンを押してみてください。今回取材におじゃました岩倉さんに関連する記事が かなりの数 ヒットします。ある時は目新しい食材として注目されている「マコモタケ」の栽培農家として、またある時は帆山地区で毎年開催され多くのファンが訪れる「ひまわりまつり」の実行委員長として、またまたある時は町社会教育委員長として…、書き出せばキリがありません。町内で知らない方を探す方が難しいのでは?と思われるくらい「まんのう町の顔」として永年活躍されているのが岩倉節夫さんです。
岩倉さんと初めてお会いしたのは かれこれ4年ほど前になります。何かの会合の席だったと思うのですが、出席者誰もが言い難いことを ズバズバと切り出される その歯に衣着せぬ物言いがとても印象に残りました。その後も何度かお目にかかりましたが、岩倉さんの周りにはいつも様々な人が集まってきます。考えますに ヒトには二種類あって、オブラートで包んだような柔らかな言葉を使っているのに相手を傷つけ皆を遠ざけてしまうヒトもいれば、表現は少々荒っぽくても根底にある優しさが相手に伝わり 誰からも慕われるヒトもいます。岩倉さんは明らかに後者なのです。今回、ご自宅におじゃまし 確かめたかったのが、そんな岩倉さんの魅力の秘密でした。
曰く「たまに来て叱りつけるばかりではスタッフや職員は動かんヨ。やる気が出るように声を掛けなイカン。でも、いつ、どんな風に声を掛けるのええか、それは じっくりと付き合ってなけりゃ分からんわな。」 多くの役職を務められててもアテ職のようなお飾りではダメ、受けたからには全身全霊かけて全うするのが岩倉さんのスタイル。「リーダーとして組織やグループを采配していても いつまでもやらない。期間を区切り、かつ 次代を担う者を常に育ててないとイカン。」後進を育てるためには、少々不安があっても思い切って任せ、口を出さず辛抱して見守る、これも岩倉流。「やりたいこと、やらねばならないことが沸き起これば、周りに宣言する。それで皆を巻き込み、自分自身にもプレッシャーをかけるンよ。」 何事において有言実行、チャレンジングな魂の迸り(ほとばしり)を感じました。岩倉さんに負けぬよう若年世代はもっともっとがんばらねばなりません。