大西雅春

今こそ地方から元気に!
和太鼓を通して日本人の
心・魂・絆を結びたい。

大西雅春さん

まんのう町長尾在住、昭和53年生まれ
大西雅春さんが会長を務められている「讃岐まんのう太鼓保存会」の練習場:神野公民館(旧神野小学校跡/校舎)へ取材におじゃましたのは、東北地方太平洋沖地震の発生から2か月強を経た5月20日の夕刻でした。

ノスタルジックな旧校舎の窓には明かりが灯り、勇ましい太鼓の響きとともに子どもたちの声が聞こえてきました。讃岐まんのう太鼓保存会にはそのジュニア/入門団体ともいうべき、小学生から成る「かりん太鼓」が併設されています。部屋に入ると、大西さんはビデオカメラを構え、かりん太鼓メンバーの子どもたちに声をかけていました。「地震や津波で家族・住むところをなくした人たちが、みんなの映像を見て元気が出るよう、心を込めてしっかり演奏しよう!わかった?」、「はーいっ!」(子どもたち一同から大きな声で返事)実は大西さん、現地の和太鼓団体の慰問のため、先立って他の関係者・関連組織とともに被災地へ赴かれていました。この夜の練習で、場所は遠く離れていても同じ和太鼓を愛する東北地方の方々・被災された子どもたちへ、応援メッセージを書いた色紙を添えて送る、励ましのビデオレターを作られていたわけです。

小学生、中学生、そして成年、とすべての練習を終え、汗を拭いながらインタビューに応じてくれた大西さんが開口一番に仰ったのがこんな言葉でした。「太鼓をやってきて、ほんとにいろんなことを学ばせてもらいました。で、(会長職に就いた)今、ここまで繋いできて下さった先輩たちや地域の方々にどれだけ支えられているか、改めて実感しているんです!」お見受けするに、保存会会長である大西さんの役割は、文字通り『讃岐まんのう太鼓』という当地まんのうの伝統文化を守り高めていくと同時に、和太鼓に限らず、今後この地域を背負って貰わなければならない子どもたちに、そのスピリットを伝えていくことなのでしょう。かりん太鼓に学ぶメンバーの人数は、急激に進む少子高齢化に反し現在が最盛とのこと。目を輝かせながら練習場に集う子ども達に“大西イズム”はしっかりと受け止められていると思うのです。
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大西雅春
店舗情報

讃岐まんのう太鼓保存会・かりん太鼓

  • 〒766-0026
  • まんのう町岸上112
  • 電話:
神野公民館
(旧神野小学校跡/校舎)
練習日:毎週 火曜日・金曜日
練習時間:
 かりん太鼓(小学生)
  凡そ 19時~
 まんのう太鼓(中学生・成人)
  凡そ 19時30分~
費 用:
 かりん太鼓(小学生)
  500円/月
 まんのう太鼓(中学生・成人)
  6,000円/年
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